GALERA 代表

HIROAKI TANAKA

要チェック!ECサイトの商品ページ。コンバージョン最適化のベストプラクティス

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eコマースの市場規模は年々拡大し、競合サイトも増え続けています。

そのため、ECサイトをただ用意しただけでは商品はなかなか売れない状況になってきていて、ECサイトについてもコンバージョン最適化の重要性が益々高まってきています。

そこで、インドを拠点にA/Bテストツールを提供するWingifyのブログに興味深い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。
via 14 Best Practices For Your eCommerce Product Pages

ECサイトの商品ページ:
コンバージョン最適化のベストプラクティス

1. CTAボタンの近くに購入を後押しする情報を

口コミ評価や割引情報などのようなユーザーの購入を後押しする情報は、「カートに入れる」などのCTAボタンの近くに配置することで、コンバージョンが増加する場合があります。

日用品などを販売するアメリカのECサイト Taylor Giftsは、その配置方法に変更することでCTAボタンのクリック率を10%増加させることに成功しました。

■変更前
control

■変更後
variation

購入の意思決定に関わる情報をCTAボタンの近くにまとめることで、前述のとおりCTAボタンのクリック率が10%増加しました。

via Ecommerce website? Bring price and add-to-cart button closer to increase sales

通常、ユーザーは商品を購入する際、本当に買うべきかどうか慎重に検討を行ってから「カートに入れる」などのCTAボタンをクリックします。
その時、ユーザーの視線はそのCTAボタンとその周辺に集中していることが予想されます。
そのため、ユーザーが商品を購入するかどうか迷っている際に、購入の後押しをしてくれるような情報が視線の中にあることは、とても重要な要素となりそうです。

2. 商品の360°ビュー

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出典:http://www.invodo.com/

商品の画像が少ない場合、ユーザーは限られた情報しか得ることができません。

360°チェックできる画像であれば、全ての向きから商品を確認することができます。
これは、ユーザーにより多くの情報を伝えるとともに、ユーザーの安心感にも繋がります。

ゴルフ用品を販売するアメリカのECサイト golfsmith.comでは、各商品ページに360°回転する写真を用意したところ、コンバージョンが10%~40%増加しました。

3. 画像は大きく。理想はズーム

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出典:http://shop.nordstrom.com/

商品の画像は、文章だけでは伝わらない魅力や情報をユーザーにしっかり届けてくれます。
そのため、商品ページには大きいサイズの画像が必要です。

できれば、ズーム機能が理想です。
商品をじっくりチェックすることができるズーム機能はユーザーの満足度を高めます。

4. 希少性

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在庫が残り僅かな商品などは、その数を明確にすることによって、ユーザーに希少性をアピールし、購入意欲を高めることができます。

また、例えば「送料無料キャンペーン 残り2時間」といったものもユーザーの購入意欲を高めます。

5. 動画

動画の活用は、これからのECサイトに必要不可欠になるかもしれません。

この数年で、ECサイトの商品ページに動画を設置してコンバージョンが増加したというデータを数多く目にするようになりました。

靴などを販売するアメリカのECサイト Zapposでは、各商品ページにデモビデオを設置することで、売上が6%~30%増加しました。

6. 認識しやすい・クリックしたくなるCTAボタン

各商品ページの「カートに入れる」などのCTAボタンは、認識しやすく、かつ、ユーザーがクリックしたくなるようなボタンにする必要があります。

例えば、アメリカでTシャツを販売している RIPT Apparelは、CTAボタンのデザインを変更しただけで、売上が6.3%増加しました。

via How RIPT Apparel increased their sales by 6.3% using Visual Website Optimizer

■ 変更前
default

■ 変更後
version_b_scaled

変更後のデザインでは、ボタンだということが明確になっています。
また、訴求効果を高めるため「24時間限定」という文字も挿入されました。

その結果、RIPT Apparelのサイトでは、前述のとおりボタンの変更を行っただけで売上を6.3%も増加させることに成功しました。

7. カスタマーレビュー

5点満点中の何点かといった評価だけでなく、カスタマーレビューもユーザーは重視します。

ECサイトを利用するユーザーの61%が、商品を購入する際にカスタマーレビューを閲覧していると言われています。

また、63%のユーザーが、カスタマーレビューのあるECサイトからの購入を希望しているとのことです。

8. ライブチャットによるカスタマーサポート

chat7

海外ではカスタマーサポートのひとつとしてライブチャットがよく活用されています。

ECサイトでもライブチャットの利用者は増えているようで、アメリカでの調査によると、ECサイト内のライブチャットを利用したユーザーは2009年時点で50.4%、最近では65%のユーザーがECサイト内のライブチャットを利用しています。

9. ページの表示速度

ページの表示速度が遅い場合にはすぐに対処しましょう。

一般的に、ユーザーがページの表示に待てる時間は2秒までといわれています。
また、ページの表示に3秒以上かかると、約40%のユーザーはそのページを見ずに去ってしまいます。

10. 実際に使用してみた感想も

review
出典:http://hokuohkurashi.com/
お店のスタッフが実際に使用したり着用してみた感想を載せることは、とても効果的です。
無機質な商品説明だけでは、十分に商品の魅力を伝えることはできません。

例えば、アパレル関係のECサイトでは、服を着用しているモデルの身長などを掲載するだけでなく、そのモデルが実際に着用して感じた着心地などの感想を載せることで、ユーザーにより多くの情報と魅力を伝えることができます。

おわりに

経済産業省の調査によると、2014年のEコマースに関する日本国内のBtoCの市場規模は、12.8兆円で前年比14.6%増、BtoBの市場規模は、196兆円で前年比5.0%増という結果となっています。

競争が年々激しくなるeコマースでは、素晴らしい商品を販売するというだけでなく、ユーザーが快適に安心して利用できるサイトづくりも、ますます重要になっていきますね。


GALERA 代表

HIROAKI TANAKA

WebマーケティングやUI/UX、CRO、デザイン、SEO、海外のWebの動向などに興味があります。
アメリカ・フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールドでホテルマンとして働いていたこともあり、その頃は、フランス・イタリア・ドイツ・アフリカ・モロッコの人達とルームシェアをして暮らしていました。

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