GALERA 代表

Hiroaki



コンバージョンを左右するCTA(コールトゥアクション)。気を付けたいポイント

evernote

CTA(コールトゥアクション)は、コンバージョンに直結しサイトの収益を左右するとても重要な要素となります。
誤ったCTAはせっかくのコンバージョンを逃すことにもなりますので、最適化する必要があります。

また、Small Business Trendsによると、いまでも中小企業の70%がCTAなしのウェブサイトを運営しているそうですが、何らかの収益に繋がるウェブサイトを運営しているのであれば、CTAは無視できないものです。

A/Bテストツールを提供するWingifyのブログで、CTAに関する記事がありましたのでご紹介します。

出典:7 Common Pitfalls of Call to Action Design

ちなみに、CTA(Call To Action)とは「行動喚起」と訳され、ユーザーにクリックしてもらいたいコンバージョンに繋がるボタンやリンクなどがCTAになります。

CTAの効果を最大限発揮するには、ユーザーを意識したUIやキャッチコピー、画像が必要で、A/Bテストなどデータに基づく分析によって最適化する必要があります。

CTAのチェックポイント

ボタンのテキストの内容は明確か?

ボタン内のテキストは曖昧なものではなく明確である必要があります。
ボタン内のテキストは、そのボタンをクリックしたらどうなるのか分かるように、ユーザーにとってできるだけ親切な内容にしましょう。
amazon
画像は、アマゾンのサイトの右側に表示されている部分ですが、それぞれのボタンの意味が一目瞭然です。

ボタン(CTA)は多すぎないか?

モニターに表示される範囲内にボタンが複数あるとユーザーは悩んでしまいます。

ユーザーにいろいろな選択ができるように、たくさんボタンを設置した方が良いのではないかと思いがちですが、実際には、ユーザーはどれが自分にとって重要なボタンであるのか分からなくなると、どのボタンもクリックすることなく去ってしまう場合が多いです。

様々なユーザーのニーズに応えようとして、1つのページに多くの情報(ボタン)を載せすぎてしまうと、結果的にユーザーは決断できなくなります。
特に、同じような色使いのボタンが近接しあっている場合は、ユーザーがスムーズに動けなくなりますので注意が必要です。

ページ内でどのボタンが最も重要であるか検討し、ボタンは重要度の高いものに限定し、2番手のリンクにはテキストリンクを用いる方法もおすすめです。

evernote

上の画像は、EVERNOTEのトップページです。

「新規登録」はボタンになっていますが、「サインイン」はテキストリンクになっています。

近くに類似のボタンがないため、新規登録のボタンがとても目立っています。

ボタンを減らすことが効果的な場合も

下の画像は、ソフトウェアの開発を行うScanittoのサイトになります。

Scanitto_Comparison1
出典:https://vwo.com/

Scanittoでは、当初ソフトウェアの紹介ページで、「無料試用版ダウンロード」と「購入する」ボタンを2つ横並びで配置していました。(画像の左)

その後、「購入する」ボタンを削除し、「無料試用版ダウンロード」のボタンのみ表示(画像の右)したところ、無料試用版のダウンロード数が約30%も増加し、結果的に売り上げも増加したそうです。

ボタンの数だけユーザーは意思決定が必要となり、悩ませてしまう場合もあるため、時には思い切ってボタンを減らしてみることも大切です。

ユーザーは確実にボタンに気付けるか?

画像はサイトの質を高め、文章を補完し、ユーザーの理解を助けます。

ですが、画像の使用方法を誤るとコンバージョンの低下を招く場合もあります。

重要なボタンやリンクよりも目立つグラフィックなどが近くに配置されている場合、ユーザーは見落とす可能性があります。

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出典:https://vwo.com/

上記のサイトでは、画像がボタンよりも目立ちすぎているため、ユーザーはボタンに気付けない可能性があります。

インパクトのある画像を使用すること自体はとても良いことですが、ボタンを認識できなくなるほど乱雑した使用は気を付けなければいけません。

時間をかけてじっくりページを見てくれるユーザーは少ないので、誰でも一目で気がつくようなボタンが必要です。

強すぎる背景色はCTAを見落とす場合がある

コントラストのある配色は、メリハリのあるすっきりした印象を与えます。
そして、コントラストを上手く利用すれば、サイトの視認性や可読性が向上します。

ただ、そのコントラストによってユーザーがCTAに気付けなくなる場合がありますので、注意が必要です。

例えば、以下の画像。

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出典:https://vwo.com/

青色の部分が強く、その上下のテキストやリンクは全て無彩色であるため、ユーザーは重要なリンクを見逃す可能性があります。

ブランディングが目的のサイトであれば問題ありませんが、コンバージョンを目的としたランディングページのデザインだと本来得られるであろうコンバージョンを逃しているかもしれません。

背景と区別できるボタンか?

数年前は、ユーザーにクリックしてほしい重要なボタンの色といえばオレンジが主流でした。
その後、緑色のボタンはクリック率が高いということが話題になって、緑色のボタンも増えました。

ただ、ボタンの色だけを単体で考えるのではなく、背景色と明確に区別できるボタンであるかがとても重要です。

例えば、近年はゴーストボタンが人気ですが、このボタンは色というより、背景と明確に区別できるボタンであるため、ユーザーも認識しやすくなっています。

つまり、何色を使っているかというよりも、背景と明確に区別できているかをチェックする必要があります。

まとめ

ボタンのテキストを変更したり、ボタンの設置場所を変更するだけでも、コンバージョンに変化が生じます。

CTAの最適化にはA/Bテストなどデータに基づく分析が必要不可欠ですが、少しデザインを変更するだけで、無理をしたディスカウントや広告費を増やすより良い結果が得られる可能性があるのであれば、一度サイトの見直しを行ってみるのも良いかもしれませんね。


GALERA 代表

Hiroaki

Webマーケティングやデザイン、コンバージョン率最適化、SEOなどに興味があります。
アメリカのウォルト・ディズニー・ワールドでホテルマンとして働いていたことがあり、その頃は、フランス・イタリア・ドイツ・アフリカ・モロッコの人達とルームシェアをして暮らしていました。

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