GALERA 代表

Hiroaki



写真素材サイトのサイト内検索。候補の表示を曖昧にするとダウンロード数が増加[A/Bテスト]

d9db51d4

サイト内検索は、多くのサイトに用意されている機能ですが、特に写真などをダウンロードする素材サイトでは、ユーザーがこれだ!と思う画像を見つけるまで何度も検索を繰り返すことが多くなります。

このようなサイト内検索では、補助機能によって何文字か入力すると該当するキーワードの候補がいくつも表示されたりもしますが、その候補の表示の仕方でコンバージョンに変化が生じるようです。

出典:A/B Testing Internal Site Search for Stock Photos: Exact Match vs. Fuzzy Match

Bigstockについて

Bigstockは、2004年にカリフォルニアで設立され、2009年にShutterstockに買収された定額制画像素材サイトです。
ちなみに、いまはニューヨークに会社があり、サイトは日本語にも対応しています。

bigstock3

Bigstockでは、3000万点を超える写真などの素材をストックしていますので、目当ての素材を探すためには検索機能を使うことが前提になります。

BigstockのA/Bテスト

A/Bテストでは、サイト内検索で何文字か入力した際に、いくつか候補を表示してくれる補助機能について

・完全一致(完全に一致するワードのみ候補を表示)
・曖昧検索(入力されたワードに近いものも含めて候補を表示)

の2つのパターンで検証が行われました。

完全一致(完全に一致するワードのみ候補を表示)

c37-15526de4b935

cala と入力した際に、cala から始まるワードのみ(完全に一致するワードのみ)が表示されています。

曖昧検索(入力されたワードに近いものも含めて候補を表示)

d9db51d4

こちらでは、cala と入力した際に、calendarcall center など、入力したスペルに近いものも候補に含めています。

A/Bテストの結果

上記のA/Bテストを行ったところ、曖昧な候補も表示することで、
・カートに追加された画像の数が6.52%増加
・ダウンロードされた画像の数が3.2%増加

という結果となりました。

おわりに

今回のA/Bテストを行ったサイトでは、完全に一致した候補のみを表示よりも、近いワードも含めて表示する方が良い結果となりました。

確かに、ユーザーが入力している文字に誤字脱字があった場合は、近いワードも含めて表示してくれることで、本来探していたものを見つけられそうです。

また、他の関連する候補を表示することで、ユーザーが自然と他のカテゴリーも閲覧する機会が生まれますので、思わぬ発見などもあるかもしれません。
検索して何かを探すといった場合、どうしても自分の欲しい情報しか得られませんが、曖昧検索であれば、自分が欲しい情報以外も提案してくれることになりますので、場合によっては良い結果にも結び付きそうです。

ただ、場合によってはユーザーにノイズが多いと思われる可能性もありますので、このA/Bテストの結果は、サイトのジャンルなどによっても大きく変わるかもしれませんね。


GALERA 代表

Hiroaki

Webマーケティングやデザイン、コンバージョン率最適化、SEOなどに興味があります。
アメリカのウォルト・ディズニー・ワールドでホテルマンとして働いていたことがあり、その頃は、フランス・イタリア・ドイツ・アフリカ・モロッコの人達とルームシェアをして暮らしていました。

» HOMEに戻る